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 筑波大学大学院に入学し、卒業後、教員として残してもらい、20代の我が青春の150%を降り注いできたつくばユナイテッド創業からの経営活動から昨年5月に退いて、今月で早一年。また多くの仲間やお客様に恵まれ、こうしてWEBを創り、勇者の鼓動を充実させ、FLVをリニューアルし、スポーツの価値向上に向けた諸活動を再展開できるようになった縁に感謝する次第です。ありがとうございます。



セカンドキャリアをテーマにちょっとひとこと

 

 昨日で勇者の鼓動も1学期折り返し地点。5人目の勇者は「荻原次晴」氏でした。今回は無理言って、前回話した内容やいつも講演会で話している内容とは異なり、アスリートのセカンドキャリアをテーマに、御自分の職でもある「ニュースキャスター」という仕事を切り口に「講演」ではなく「講義」をして頂きました!

 事前の打ち合わせでは、学生に「何を問いかけるか?」だけで2時間以上4人で話しこみ、学生からの事前提出のケースレポートも全て隅々まで読んで、当日に挑んでくれました。こうした全力の想いには全力で応える!これもまたスポーツシップのひとつ。皆意欲的に参加していました。

 セカンドキャリアという言葉は、競技スポーツ選手の為だけに生まれたものではないだろうか?そもそも「転職」で事足りる。しかし転じる先に困る現状があるから別な言葉が生まれたのだと思う。ひとつは職が少ないこともある。しかし殆どの場合は、前職を通じて磨かれた自らの能力を社会一般労働市場の中で価値化されているものへとうまくトランジットできていないことが挙げられる。

 こうした現状に手を差し述べていく活動が現在様々に行われている。しかし荻原氏は、(論多少手を差しのべられるシーンもあったであろうが)自ら自分の能力は何か?社会のどんな価値になりうるのかを自問自答し切り開いてきた。確かに目の前に引退が迫ったから考え始めたこともあるだろうが、何をするにも自問自答を繰り返し、納得がいかなければ動かない「姿勢」は小さな頃からずっと繰り返してきたことと思われる。

 俺は、どんな職探しサポートやマッチングシステムよりも、張本人のこうした「姿勢」が一番大事だと思う。職探しや自分探しのエッセンスは、自らの五感で感じて、動く!日常の積み重ねだと思う。言葉遊びかもしれんが、これこそ正真正銘の「感動」の習慣だ。自分が感動の生き物でないのに、ひとを感動させることなどできやしない。人事担当者でも何でも相手は人だ。動く心を持っている。人の心が動いて、はじめて人事も財務も営業も動くのだ。

 ファーストキャリアであろうがなんだろうが、今の自分、今の社会に何を感じているのか、そして自分はどう動きたいのかということを常に考え、動いて行く姿勢を持ち続けることが一番大事なことのように思う。そうした習慣ははきっといざというとき(戦力外通告、体力の限界を感じた時等々)にきっと生きてくると思う。なぜならいざという時も結局は「いつもどおり動く」だけだからだ。本人にとってはいつもどおりの日常的なものだ。非日常化するから余計に特別化してしまう。

必ずしもスキー一辺倒ではなかった次晴氏の一連の行動には常に強い主体性があった。スキーに精力を注いだ時期もあれば、ラッパーに精力を注いだ時期もある。そこには常に自らの意志で動く自由と責任への挑戦があった。と俺は感じます。

次晴氏著『次に晴れればそれでいい』是非一度読んでみてください。

 

 写真は、授業後に本学副学長の清水一彦氏副学長室にて撮影した写真。昨年は健司氏と会い、副学長はこれで荻原兄弟と会うことができました!

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